ザーヴェの声イメージ

自Cに声あてるなら？って一度は考えませんでしたか？
一は声優さんにうといんで、あの人！っていえないのがちょっと寂しい…

ミューシャの声は確たるモデルがいないんですが、ザーヴェはいます。
否むしろ、トゥーランドットを歌っているときの、ルチアーノ・パヴァロッティ！
あの方、声が一の好みどんぴしゃなんです。

注）先にお断りを。
すみません、一はずっと見たかった動画を偶然にもあっさり見つけてしまい、大変興奮しています。

彼は、3大テノール歌手の一人に数えられた方でした。
ドラマティックで甘い声のプランド・ドミンゴ
やや暗めながらも、真摯な声のホセ・カレーラス
そして威風堂々たる優美な声のルチアーノ・パヴァロッティ

3名を比べてもやっぱり一は、パヴァロッティが、すき！

…惜しむらくは、残念ながら、彼はすでにこの世の人ではありません。
しかしその歌声は世界中に残っているわけで、
特にトゥーランドットの「誰も寝てはならぬ」は圧巻です。
むしろ夫婦のテーマソングでも良い(何!?)

一度でいい。生で聞きたかった……！
トゥーランドットですが、最近？ポップスでカバーされていましたよね？
オペラです。東洋の国（中国）で起きた奇跡の物語ってふれ込みの。
なので舞台衣装は清あたりをもじったもの。中国では大ブーイングだったらしいですが。

以下うろ覚えのシナリオ。


ある国に、実に美しい姫がいた。名をトゥーランドットという。
その姫は冷徹な心の持ち主で、その美しさに惹かれた数多の求婚者に謎をかける。
それが解ければ結婚する、解けなければ処刑する、と。

幾多の男が処刑されるなか、彼女に真実の愛を告ぐ男が堂堂とその謎解きを受ける。
彼はすべての謎に答えた。結婚したくないと取り乱す姫に、彼は告げる。

「私の名前を夜明けまでに言うことが出来たならば、私の負けとして処刑されよう。」

男は自らの身を隠し、姫への真の愛と、勝利の歌を夜に歌う。
しかしそのとき、偶然自らの名を口にし、それを姫は聞く。

姫はすぐさま王と人々を集め、男の名を突き止めたと宣言する。

彼の名前、それは

愛、です。

かくして姫と男は結ばれた。


…これだけ書くとわけわかりませんね。
でもドラマティックな曲と不思議な演出ですばらしいのです。

その、男が勝利を宣言する歌、それが「誰も寝てはならぬ」

声の参考にと探していたら、とんでもない動画を見つけてしまいました。
トリノオリンピック開会式で、NHKが大失態やらかした（途中で切れた）
そのノーカット版を見つけたんですＵＯＯＯＯ…涙なしに見られません。

このときには、パヴァロッティはすでに70歳だったかな。
開会式前日にレコーディングした自らの声に追して歌ったそうです。
というのも…彼はその日体調を崩してしまったから。でも彼以外にこの大役を勤められる人なんていません。
口パクと茶化す人がいますが、実に無粋。論外。
全世界の聴衆を受け止めて、真摯に大舞台を勤め上げた彼を馬鹿にできる権利のある人間なんて、いませんっ


動画途中でなんともいえない良い表情をしますが、大舞台を勤めることが出来てほっとしたのと、自分の幸福に満ちた人生をその一瞬に感じていたんではないでしょうか。そう思うくらいです。



－直後、訃報が飛び込んだのでした。

往年のテノール歌手の、堂堂たる、人生最後の大舞台となったのです。



歌ってすばらしいなぁ。


…さっきからこれ聞いて涙が止まりませんんんｎ
もういい、今日は泣いて過ごす。・゜゜ '゜(*/□＼*) '゜゜゜・。

というわけでザーヴェさん、この声にみあう、イイ男になって、頂戴！

http://jp.youtube.com/watch?v=O0Sx5lbVlQA

http://www.nicovideo.jp/watch/1222398266

誰も寝てはならぬ
姫よ、貴女もそうだ
あなたの冷たい部屋の中で
愛と希望に震える星を見ているのだ

私の秘密はこの胸の中にある
誰にも私の名前はわかるまい

だが、夜が空けさえすれば
あなたの口に伝えよう

そうして、あなたを私のものとするこの沈黙を
私の口づけが破るであろう

朝が来れば、勝つのは私

（誰も彼の名を知らないだろう）　　←コーラス部分

おお、夜よ、失せよ
星たちよ、沈め

夜が空ければ、勝つのは私。
私が、勝つのだ！